木炭や木酢(もくさく)の価値が見直されているこの頃です。木炭の利用について考える 全国でにんにくの産地として知られている田子町。青森県の南部地方、秋田県と岩手県の県境にあります。
人里はなれた山奥で炭焼きをしている木下由信さんをご紹介しましょう。 木下さんの 窯(かま)は一回で3トンの炭材を焼きます。火を入れて から木炭ができるまで三日半から四昼夜かかります。 400キロの木炭と400リットルの木酢ができます。
温度管理が良質の木炭を作るためにとても大切です。 焼く木材も良質で新しいものがよい木炭を作る上で必要です。 さらに窯の煙突から出る煙の色、温度に注意し、排出量などの調節を行います。 窯全体から出る匂い、音にも注意を払います。 排煙の熱温度に応じて、木酢を用途別に仕分けします。 木下さんが最も工夫しているのは最初、窯の中の炭材の置き方、炭材の長さ、厚さです。 こればかりはほかの誰も真似できないことなのです。 まもなく80にも届こうという木下さんは、自ら振るう手斧で炭材を作っているのです。
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